「TPPに反対する人々の運動」世話人会報告と秋の運動への参加呼びかけ

 世話人会報告を受けてのニュース、取り組みへの参加呼び掛けをお送りします。今回は、会員、そして会員に止まらず、これまで「人々の運動」に関わりながらTPP反対に合流してこられた多くに人々に是非届けたい、と考え、ブログに掲載すると共に、メーリングリストへの配信、更には郵送でもお届けします。従って会員への“ニュース”配信はこの“報告”と“呼びかけ”に代えさせていただきます。ご了解願います。(世話人 近藤康男)


8月20日(水)の「人々の運動」世話人会で、TPPが大きく動く可能性もある秋の取り組みについて議論をしました。
今まで以上に幅広い陣形で、幅広い運動を展開しよう!とこの間。今まで国内で共に戦ってきた諸団体、海外のネットワークと共に、今までとは少し異なる取り組みも含めて、いつ、何をしようか、相談してきました。「人々の運動では」基本的にこれらの取り組みに賛同し、共に取り組むことを「世話人会」で決定しました。

1.TPPはどこまで来ているのか?
来週からは(9月1日~10日)、ハノイでここ2回の首席交渉官会合(5月ハノイ、7月オタワ)と同様、非公式の“ミニラウンド”として長期の会合を秘密裏に開催されます。
  そしてその間を縫って閣僚会合(5月)、日米を往来しながらの日米の2国間協議を中心に事務レベルのメール・電話による技術的な詰めが進められています。
  4月の日米首脳会談が引き金を引いたのは間違いなく、漂流しそうになりながらも各国は年内の大筋妥結を、意識し始めています。オバマ大統領は一連の2国間首脳会合の中で6月20日「事前に議会とも相談し、そして国民にも明らかにした上で、11月に各国首脳とアジアで再会する時には何らかの文書を持っていく」と明らかにしました。
  しかし、日本の反対運動の声も根強く、一方米国議会や畜産団体の反対の声は更に強くなっています。
  5月の閣僚会合終了後、交渉の流れが少し様相を異にし始めています。環境・知財・国有企業の難航3分野+市場アクセス(特に日米間)は閣僚会合に預け、それ以外の分野の詰めを交渉官でドンドン詰める、そして実際上日米の市場アクセスの結果を受けて各国は”カード“を切る、という流れです。
漂流するのか何とか決着するのか、ではどんな水準の協定になるのか、最大の不安定要素は、民主党劣勢の色濃い米中間選挙(11月4日)とTPA(修正なしの一括審議)、そして日米の市場アクセス交渉です。
9月首席交渉官会合⇒10月(未定)閣僚会合)⇒米中間選挙⇒11月首脳会合、目が離せません。

2.さぁ、私たちは何をするか、今検討されていること、取り組みが始まろうとしているものを紹介し、皆さんの参加を呼びかけます。

 (1)「TPPに反対する人々の運動」独自の取り組み:14年度後期連続講座
   既にメール配信がされているのでご存知の方もいらっしゃるかと思います。詳しくはブログ(申込みは次のフォームから: http://bit.ly/1rUXnLV  会場はこちら:http://rengokaikan.jp/access/ )か、添付のチラシをご覧ください。
「すでにはじまっているTPP!その実態を撃つ」をテーマに
第一回は9月16日(火)お茶の水連合会館501で、労働問題をテーマとするベテランジャーナリスト東海林智さん(毎日新聞記者)に「労働政策の改悪の動きと闘い」をテーマのお話をしていただきます。是非事前むし込みをお願いします。
参加費:500円(「人々の運動」会員)、800円(非会員)
◆第2回 「食の安全はいま」(10月14日、安田節子・食政策センター・ビジョン21代表)
◆第3回 「TPPに対抗する「置賜自給圏構想」の動き」(11月29日、菅野芳秀・山形・長井市、農民))
◆第4回 「日本から「ソウル宣言に応えて」」(12月18日、丸山茂樹・参加型システム研究所客員研究員)
◆第5回 「NAFTAの国メキシコにTPPを探る」(1月20日、 加藤真希・日本国際ボランティアセンタースタッフほか)

 (2)「STOP TPP!!市民アクション」の参加団体としての取り組み
  〇「TPPをめぐる運動のこれからを考える9.27全国交流集会」
   参加される方は9月20日までに事務局窓口の坂口さん(食健連)宛てに(,< center@shokkennren.jp> Fax:03-3370-8329)に申し込んでください。
     9月2711時~17時
東京・明治大学リバティタワー1022他(JRお茶ノ水駅)
    これは少し結集のしぼんできた集会などとは少し趣を変え、今まで声を掛けていなかった団体にも呼び掛けて、全国各地から色々な地域に人々・運動が集まり、出会い、率直な意見を交換し、経験を交流する中から次への運動の流れを考えようということから企画されました。

気軽にご参加ください。中心は分科会です。

(3)「TPP違憲訴訟」の提訴(準備)
   「TPP阻止国民会議」の発案で11人の弁護士と何人かの有識者中心に準備を進め、
8月23日(土)には「人々の運動」(近藤が共同代表・菅野さんの代理で出席)も参加、生協・労組、市民団体も加わって勉強会が開催されました。
条文が全く秘密であり、発効もされていない(被害が無い)ため、
 ・憲法で保障されている「知る権利」が侵されているという点にポイントを、TPPが社会・生活・全般に及ぶものであるにも拘わらず、国民の権利が侵されたまま、甚大な被害が予想されることに異議を申し立て、交渉差し止めを求めるものです。
 ・個人で原告団に参加し、それを支える有志の会(個人2000円会費で2万人目標)をまず結成しようと準備しているところです(次回準備会は9月24日18時)

 「人々の運動」では、①運動として取り組まれる、②法的な枠組みを分かり易く明らかにする、③新しい争点を法定内でも獲得する、などを前提に会員にも「有志の会」への参加案内を配信・送付する予定です。

 (4)国際共同行動の取り組み
   現在国際電話会議などで若干名が参加して、ヤマ場への一連の流れを作るものとしていくつかの国際共同行動を議論しています。「市民アクション」などで協議して参加の可否などを判断しながら取り組みます。
  〇「米国議会のTPP承認手続き」:
首席交渉官会合の前に、ということで、Q&Aを作成し、日本では翻訳、各国で、交渉官・メディア・市民団体に配信しました。米国の、条約に対する一方的な追加要求・修正要求が調印後=発効前に延々と続く危険性を喚起しました。

  〇国際電話会議
   ・9月10日(水)10時から米国・NZ・日本の市民団体同士で
   9月末/10月冒頭:日本の反対派議員が超党派で参加する国際電話会議
  〇閣僚に宛てる「国際共同書簡」
   2月にも実施しましたが、同じ文面の書簡を作成し、TPP参加各国の反対派議員中
心に賛同署名を集め、国際的に12ヶ国の反対運動で(ブルネイ、ベトナム、シンガ
ポールは困難)取り組みます。
10月(と想定)の閣僚会合までに実施を準備します。
  〇11月International Day of Action:なんらかの形で、近しい時期に各国で最大限の
街頭行動を

 (5)「市民と政府のTPP意見交換会・実行委員会」合宿への参加
   [人々の運動]も呼びかけ人になり、この間「政府との意見交換会」開催、「情報開
示を求める署名」活動に取り組んできた「全国実行委員会」が毎年各地で合宿をしています。今年は鳥取で11月22日(土)~24日(祝日)に予定されており、市村忠文さんが代表して参加します。