「TPPに反対する人々の運動」

アクセスカウンタ

zoom RSS 【海外情報】チリ国際経済関係総局幹部インタビュ−

<<   作成日時 : 2012/05/24 11:28   >>

トラックバック 0 / コメント 0

B.グティエーレス とP.オヘダによる記事で、チリの経済新聞である「ディアリオ・フィナンシエーロ」に掲載されたチリ国際経済関係総局幹部インタビュ−記事の翻訳(2012年5月10日)

http://www.df.cl/direcon-reconoce-opcion-de-no-suscribir-tpp-si-el-acuerdo-no-favorece-a-chile/prontus_df/2012-05-09/211932.html

ダラスにおいてTPP交渉のための第12回会合が本日開始される。DIRECON(チリ国際経済関係総局)総局長は、協定がチリにとって利益のあるものでなければ、TPPに署名しないという選択肢もあり得ることを認めている。知的所有権と環境が最も複雑な交渉テーマであるが、DIRECONとしては年内に協定を締結することを期待している。( B. Gutierrez / P. Ojedaによる記事)

チリが常に国際的なレベルにおける通商政策のデザインとその展開の中に居たという歴史的伝統からも、我が国がTPP交渉に参加しているというのは当然のことであり、またP4(ブルネイ、ニュージーランド、シンガポールとともに)を契機にチリがこの協定を打ち立てたことからも、我々のTPPにおける存在は明らかなものである。だからこそ、交渉テーブルにおいて何が議論され、またチリにとっての利点は何なのかを評価しなくてはならない。単に常に交渉の場にいたからということで、交渉の場に居続けるのではなく、我々は常にチリという国にとって、またその国民にとっての最善を求め、より有利な点を求めて状況を分析しなくてはならない。

―ということは、チリがこの協定から降りるということもあり得るという意味か?
もちろん。常に我々は国にとっての最善の策を選ばなくてはならない。

−チリ国際経済関係総局のロドリゴ・コントレラス総局長は、今日ダラスで始まる第12回交渉に、このような思いで向き合っている。今回の会議にはP4諸国に加えて、オーストラリア、米国、マレーシア、ペルーそしてベトナムなどが参加して、議案書に掲げられている24のテーマについて合意を形成するための議論を進めることとなっている。

<障害と進展>
 まず第一に、合意形成を進める上で各国の差違が表だって出てくるのは知的所有権を巡るテーマであると、コントレラス局長は認めている。「このテーマ自体の複雑さや議論自体が有する含意もあり、知的所有権は議論が進まないテーマの一つとなっている。この交渉テーブルへの参加者が最も多いのには当然理由があり、知的所有権に関して、世界の中でももっとも先進的な議論が行われているのである。またその法的位置づけの複雑さからも広範な内部的分析が求められている。」
この条項が、チリが交渉を放棄するという決定の鍵となるのか?という質問に対して、コントレーラス局長は、「そうともなり得るが、それだけではない。すべての交渉と同様にまた交渉におけるすべての国々のあり方と同様に、交渉で得られつつある合意について常に評価し続けなくてはならない。そういう点から、知的所有権というのは際だって重要なテーマではある。」と回答。

また環境面に関しても交渉が進んでいないことを認めている。提案書も先日出来たばかりであるという。

一方、物品貿易に関しては交渉は最も進んでいる。供給における相互の貿易についての共通認識はすべての国に存在し、補完的な条項、貿易における技術的障害や衛生・検疫措置、また原産地規制についても進展が見られる。加えて、サービス面の取引に関しても興味深い進展が見られる。DIRECON の局長は、これらの国と交渉することで、17兆ドルもの国内総生産を持つ市場、チリの一人あたり国内総生産の2倍を有する市場にアクセスできることとなるのだという。

このようなことからDIRECONの方針としては、年内に交渉を終わらせることをめざしている。しかしそれはどのようなコストを払っても交渉を締結させるということではない。「当然、効率的に終わらせたいというのはあるが、期間というのは常に、交渉における望ましい結果には敵なのである。我々は、できる限り早急に交渉を終わらせたいが、そのためにどのようなコストでも払うということではない。今年中に交渉を終わらせたいという希望はあるが、最善の成果を得るためには、必要な時間を取るつもりである。」との判断を示した。
(スペイン語の原文へのリンク先は以下の通り)
http://www.df.cl/direcon-reconoce-opcion-de-no-suscribir-tpp-si-el-acuerdo-no-favorece-a-chile/prontus_df/2012-05-09/211932.html


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

【海外情報】チリ国際経済関係総局幹部インタビュ− 「TPPに反対する人々の運動」/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる